AI中古車ディーラー『瓜子/Guazi』近未来の車の売り方

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ビジネス考察
mohamed_hassan / Pixabay

こんにちは、NEKAGOです。

今回は、ソフトバンクビジョンファンド投資先である、瓜子について調査しましたので、書いていきたいと思います。

孫会長が惚れた中国で最も伸びているAI中古車ディーラーの実力と、その将来を分析してみました。

niekverlaan / Pixabay

AI中古車ディーラー「瓜子(Guazi)」とは

企業名   : 瓜子(Guazi/グワァジ)
創業    : 2014年
国     : 中国
親会社   : 車好多集団
関連会社  : 毛豆(Maodou)
創業者   : ハヨン・ヤン
事業内容  : AIを用いた中古車取引販売
時価総額  : 約3000億円(車好多集団の時価総額)

参考:https://app.dealroom.co/companies/chehaoduo

中国で今、最も伸びている中古車販売ディーラーです。

 

実際には、車好多集団という会社の子会社という位置付けですが、
車好多集団も、瓜子も、CEOは双方ともヤンさんです。

関連会社(サービス)として、新車販売の毛豆(Maodou)という会社も運営しています。

 

ズバリ、ヤン帝国!!!!(瓜子、毛豆って読み方ムズイな。。)

 

瓜子の事業の根幹は、孫さん大好きな『AI』です。

 

先日紹介した『ウーバー』や、『OYO』などのAI企業と同じように、ダイナミックプライシングというシステムを使って値付けをしているようです。

 

ダイナミックプライシングについては、下記リンクの『OYO』についての記事に書いてますので、ぜひ見てください。

 

AI・ITを使ったサービスの特徴

それでは、AIを使った中古車販売の特徴ってなんなんでしょうか。

瓜子のAIサービスの特徴として、2つあります。

瓜子のAIサービス

1.  査定をAIが行なっている。
2.  値付けをAIがやっている。

 

主に、この2つです。たった2つと見えますが、この2つがかなり競争力があり、

孫さんも決算説明会で、

『どこの国を探しても、AIを使った中古車販売をやっているのは、瓜子だけだ!』と言っています。

 

ヤンさんの先見の明おそるべし!!!

 

瓜子のAIの査定方法

それでは、瓜子のAIを使った査定方法とは、どのようなものなのでしょうか。

こちらは、動画を見て頂いた方が理解が早いと思います。

下記リンクの決算説明会動画を御覧ください。

孫正義氏 ソフトバンクG決算説明会(全編)

ご覧の通り、自社で査定用のハードウェア(傷検知ロボット、異常検知ゴーグルなど)を開発しています。

この査定で培ったデータを集積して、AIに分析させて値付けをさせているんですね。

 

このAIを使った査定を進めることで、一人あたりの月間査定台数が4倍になるとのこと。

生産性が上がって、低コスト化して、安く車を買えるようになるんですね〜

いやー近未来を感じます。

瓜子のAIによるダイナミックプライシング

これは、AI企業では、もう当たり前になっているようです。

ダイナミックプライシングとは、次のようなイメージで、需給に応じて値段を調整することを指しています。

例えば、ブラッドピッドがランドクルーザーを乗り回すことにハマり、空前のランドクルーザーブームが来るとします。

そしたら、瓜子は、いつもより高い値段で、ランドクルーザーを売ります。値段を決めるのは、人ではなくAIです。

反対に、在庫で売り余ってしまった車種があったら、人々が買ってくれる最適な値段を、需要や車種の人気ランキング、販売実績などで算出し、売ります。これも値段を決めるのは、AIです。

これを、月間単位で値段を変動させるのではなく、日時単位で変更させるのが、ダイナミックプライシングです。

 

瓜子の発表では、ダイナミックプライシングを使って、効率的に販売することで、在庫の回転数が上がり、販売サイクルが1/4になるとのこと。

 

多分ですが、中古車販売の在庫は、だいぶ面積(土地)を取るので、回転数が4倍になるのは、かなりのメリットなのではないでしょうか。。

ここまで徹底的にAIを使われてしまうと、圧倒的に優位になると思うので、AIを入れてない会社は、どこもは勝てなくなっちゃいますね。。。

 

圧倒のヤン帝国!!!!

 

アリババ、テンセントと協業

ソフトバンクの決算報告会で、AIを使っていない従来型の中古車ディーラーの事業モデルは、いわゆる中抜が多く、業者の手数料で車の販売価格自体がかなり上がっていたと書かれていました。

一方で、瓜子は、CtoCで個人との直接買取、直接販売をすることが強みと言っています。

 

ただ、アリババとテンセント(Wechatを作っているグループ)との協業の話が上がっており、

アリババ、テンセントのもつ巨大なECプラットフォームで、中古車を売ろうと企てているようです。

このニュースによると、アリババとの提携はかなり具体的に進んでいるように見受けられます。

 China’s largest online used-car dealer Guazi.com, a subsidary of Chehaoduo Group, announced on Thursday to team up with Taobao’s used-car platform in the “New Retail” area, including consumption service, used car auction and used car circulation, to build a “New Retail” platform for used-cars.

参考:CISION PR news wire/
Guazi and Taobao team up to accelerate used-car circulation across the nation

[ざっくり邦訳]
車好多グループの中国最大手オンライン中古車ディーラーである瓜子は、タオバオ(アリババグループ)のニューリテールにおける中古車プラットフォームで協業することを発表した。

 

 

ニューリテールというのは、アリババが推進しているプロジェクトになります。

記事を読み込むとわかりますが、アリババと協業して、決済やオーナー変更手続き、ローン、保険など、中古車販売に関する様々なサービスを、全てこのプラットフォーム上で完結させることを目指しているとのことでした。

瓜子が得意なAI技術を使って、こういった手続きもどんどん効率化・簡略化してしまうのでしょうか。

今後、瓜子はどうなるか

トヨタ自動車が苦しんでいるように、自動車販売も売り切り型から、自動運転やウーバーのようなサービス化が進んでいくと思います。

所有から利用へと言われているように、車の需要もどんどん減っていくのではないでしょうか。

個人的には、

個人間での資産の共有が進み、個人それぞれが自動車を所有しなくなった未来において、自動車販売を手がける瓜子がどんな未来を描いていくのか、楽しみです。

ありがとうございました。

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