【書評】大前研一ビジネスジャーナル「地方創生」を読んで

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ビジネス本

こんにちは、NEKAGOです。

今日は、kindle unlimited で無料配信されている、大前研一ビジネスジャーナル「地方創生」を読んだ感想を綴っていきたいと思います。


大前研一ビジネスジャーナル No.11(日本の地方は世界を見よ!イタリア&世界に学ぶ地方創生) (大前研一books(NextPublishing))

最近、グランドデザインに興味があり、地方創生などのワードで本を絞って、読み漁っています。

先日、雑誌:プレジデントで大前研一さんが、地方創生は、

「地方自治体に立法権を渡さないと実現できない」

と書かれていたことがすごく印象的に頭に残っており、

「なるほど。確かに立法権を行使して、低コストで他県との差別化を測れば、地方創生は進むのではないか」と感じました。

そして、大前さんの持論をもっと知りたいと思い、この本を読むきっかけとなっています。

それでは、本の内容を紹介していきます。

本の内容

本の内容は、他国に学ぶ地方創生がテーマとなっており、大前さんは地方創生はイタリアに学べと書かれていらっしゃいます。

 

ものづくり産業において、人件費が安い新興国が有利と言われている中、イタリアは独自の路線でものづくり産業を発展させていて、学ぶべき点が多いとのこと。

特にブランド構築力はずば抜けており、ジャパンブランドがあまり強くないと言われている中、イタリアがどのようにブランドを構築してきたかがこの本に書かれてあり、勉強になります。

 

証拠として、イタリアには、超一流ブランドが多く、軽く挙げただけでも、下記のブランドがあります。

ファッションブランド: グッチ、プラダ、アルマーニ、ブルガリ
高級車ブランド   : フィアット、アルファロメオ、ランボルギーニ
高級家具      : カッシーニ

 

また、製造面でもMade in Italy を守るために工夫されており、産業構造が面白いなと思いました。

なぜ地方創生が必要なのか、なぜ日本の地方創生はうまくいかないのか

そもそも地方創生って、なんで必要なんでしょうか。

それは、人口減少に歯止めをかけるためです。

地域経済を活性化されることで、生活が豊かになり、人口減少が食い止められる、そう語ってあります。

そのロジックなどはこの本に書かれてありますので、是非読んでみてください。

人口減少の深刻さや、将来、地方の財源がどんどん少なくなり、消滅する可能性も明示されており、事の深刻さを痛感しました。

地方分権の必要性

前述したように、大前さんは、地方分権を地方創生の足がかりとして捉えられていらっしゃいます。

イタリアもムッソリーニ時代の中央集権時代がありましたが、ソビエト連邦の脅威が弱まった時に地方分権が一気に進みました。

そのモデルとして、イタリアを考察しており、未だ中央集権の色が強い日本も、地方分権を進め、地方を活性化させるべきだと書かれています。

あまり、地方創生について触れる機会がなかった私にとって、この考え方は新鮮に感じ、興味深く本を読み進められました。

また、イタリアの地方産業は、輸出総額が1,000億円を超えるような産業が多く、一方日本の伝統工芸品は100億円を超えないと書かれています。

確かにイタリアといえば、ファッションだけでなく、チーズやワインも有名です。

一方日本は、他国から見たら、ものづくり産業であるトヨタや日立、東芝、ソニーなどの大企業が強い気がしますが、この本を読む限り、地場の中小企業の輸出力は、あまり強くないのかもしれません。(この本でしか勉強できていないので、他のデータで検証することは必要かと思います。)

 

この本は、地方創生というテーマに絞り、日本とイタリアの対比で、日本が劣っている点が明確になっており、非常に参考になりました。

何故日本は、イタリアのようにブランドが弱くなってしまっているのか気になりました。

(おそらく義務教育において、あまり創造的な教育がなされていないことだと考えています。)

日本が今後どのようにあるべきなのか、考えるきっかけを与えてくれる本ですので、是非読んでみてください。

総合評価

総合    : ★★★★☆

内容の新鮮さ: ★★★★★

読みやすさ : ★★★★☆

コメント  : テーマに絞っている為、そのテーマに関する知識を包括的に身に付けることができ、頭にインプットされやすく、印象に残った部分が多かったように感じました。

合わせて読みたい本

以前に読んだ本で、「マツダがBMWを超える日」という本が面白かったです。

 


マツダがBMWを超える日 クールジャパンからプレミアムジャパン・ブランド戦略へ (講談社+α新書)

これは、業績が下火になっていたマツダが新たなブランド戦略を打ち出し、見事に復活を遂げたお話です。

近いうち紹介していきたいと思いますが、デザインの重要さや、素晴らしさを学ベる一冊だと思いますし、ジャパン・ブランドでトンガって行くためにも、参考になる一冊だとも思います。

ぜひ読んでみてください。

 

 

 

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