【書評】「論語と算盤」新1万円札!渋沢栄一の哲学を紐解く

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教養本

こんにちは、NEKAGOです。

今回は、新1万円札の人物となった、渋沢栄一の本である『論語と算盤』を読みましたので、レビューしていきたいと思います。


現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

私が、この本を読もうと思ったきっかけは、もちろん「新1万円札になる人ってどんな人だろう」って思ったのと、

今話題の「中田敦彦のYoutube大学」を見て、渋沢栄一の考え方を知りたい!と思いました。

【歴史偉人伝】新1万円札の顔・渋沢栄一の知られざる偉業前編!近代日本経済の父の数奇な人生とは?

 

 

いやープレゼン力ピカイチですね。

芸人さんは、明らかに場慣れしてますし、エンターテイメントを極めてます。

上の動画では、渋沢栄一さんが何をした人だったのか学べますが、私のブログでは、本の紹介を通じて、渋沢栄一さんがどんな人・どんな考えだったのかを伝えていきたいと思います。

渋沢栄一とは(概要)

名前 : 渋沢栄一
生誕 : 1840年3月16日
死没 : 1931年11月11日
職業 : 幕臣、官僚、実業家、教育者

結構、昔の人ですね。。

職業見ていただくとわかると思うのですが、いろんな職業やってます。

今流行りの【ホリエモン直伝!?多動力の人】だったのかもしれません。

 

渋沢栄一さんは、「日本資本主義の父」と言われている人で、官僚を辞めて商業の道を進んだ後、日本に500以上の企業を設立した方と言われています。

ん。。。

500?

500?!!

半端ないっす。

やっぱり多動力の人だ。笑

著書:論語と算盤

何をやった人なのかは、上記リンクの中田敦彦のYoutube大学を見てください。

めちゃめちゃギュッとまとまっているので、わかりやすいです。

ここからは、著書:「論語と算盤」について書いていきます。

論語を経営哲学に落とし込んだ人

論語はみなさん読んだことありますでしょうか??

紀元前に中国で活躍した孔子という人の哲学が書かれた本です。

私も一回チャレンジしたのですが、50%くらい読んで、言葉が難しく、断念しました。

ただ、世の中の人間の不条理は、今も昔も変わらないのだなあと感じるほど、人間の本質が描かれた本だと感じましたので、まだ読まれていない方は是非読んでみてください。


論語 (岩波文庫 青202-1)

 

そして、渋沢さんは、この論語をかなり愛しています。

ただし、論語という本だけに強く感銘を受けているだけではなく、「論語と算盤」を読むとわかりますが、渋沢さんは様々な本を読み、多くの本を読んだ中で、論語を最も信じているという感じです。

印象的だったのが、この本は、多くの偉人の言葉を引用して構成されています。

孔子や、孟子、アリストレス、西郷隆盛などの偉人の言葉を引用し、「アリストレスは〜〜〜といっているが、この言葉の意味は〜〜〜という意味だと私は考えます。なぜなら・・」と書き綴っています。

勉強熱心な方だったのだと強く感じました。

 

その中でも孔子が書いた論語に強く影響を受けたようで、論語に書かれている内容を、当時に当てはめながら、自分がどう生きてきたか、これからはどう生きるべきかなどといった哲学が綴られています。

 

この「論語と算盤」は、100年近く前に発行された本ですので、現代とは考え方が違うと思われがちですが、論語という紀元前に書かれた本を習った渋沢の考え方は、現代にも通ずる人間の本質が書かれており、非常に参考になります。

 

資本主義の父と言われているが、別に強欲ではない。

これは、とても偏見ですが、私は資本主義の父と言われているくらいなので、かなり猪突猛進系の成金の匂いがプンプンする人(失礼ww)だと思ってました。

しかし、この本を読むとわかりますが、そんなことはなく、金銭だけに価値をおいてはダメだと発言されており、とても意外でした。

むしろ、資本主義社会という欲望が渦巻く社会において、論語という考え方を取り入れることにより、欲望の暴走を事前に防ごうと考えられていたようです。

 

やはり偉人と呼ばれる方は、先見の明があり、一つ考え方が突き抜けているのかもしれません。

 

また、『道徳が切り離れた商才など、ただの頭が少し回るだけのこと』と、一蹴しており、道徳の大切さをこの本を通して語られております。

個人的には、スーパー経営者と言われている、パナソニック創業者の松下幸之助や、京セラ・KDDIの創業者である稲盛和夫のような経営哲学に近いと感じました。

これから長く商売を繁栄させたいと考えていらっしゃる人は、必読の一冊だと思います。

 

争いは必要なもの

渋沢は、本の中で、争いは必要不可欠なものと説いています。

これは、中国古代の思想家である「孟子」も同じことをいっていると、本の中で引用しており、

「敵国や外患(外部からのプレッシャー)がないと、国は必ず滅んでしまう。

引用:論語と算盤/渋沢栄一

と書いています。

資本主義の父らしい、言葉ですね。

「良い競争をして、発展していきましょう!」という意味なのでしょう。

本の中でも、「人生は努力である」「小さな志を立てることが大切」などと、精進することの大切さが書いてあります。

資本主義を日本に取り入れ、良い競争することを大切にしてきた渋沢の哲学が垣間見れました。

 

資本家と労働者の格差が広がってきている現代において、資本主義という考え方がどのようにして生まれたのか、原点に立ち帰れる良い本なのではと考えます。

 

総合評価

総合    : ★★★☆☆

内容の新鮮さ: ★★★☆☆

読みやすさ : ★★★☆☆

コメント  : 渋沢栄一が大切にしていた考え方を学べる良書だと感じました。但し、本の後半になってくると同じような意味合いの発言が繰り返し述べている印象を受けます。ただし、繰り返し言う程、大切なことであるということは伝わってきましたし、前半部分は渋沢哲学の根幹を感じ取れる章が多かったので、オススメです。

 

合わせて読みたい本

恒例の合わせて読みたい本コーナーですが、ここはもちろん論語を紹介します。


論語 (岩波文庫 青202-1)

人間関係で悩んだ時、この論語を読んで、考え方が変わり、悩みが軽くなったことを覚えています。

ぜひ読んでみてください。

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