【書評】「生物と無生物のあいだ」福岡博士のミステリー小説

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教養本

こんにちは、NEKAGOです。

今日は、超有名な日本の博士、福岡伸一さんの本である「生物と無生物のあいだ」を読みましたので、感想を書いていきたいと思います。


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

 

福岡先生は、「チコちゃんに叱られる!」’に出るなど、日本ではかなり有名な博士です。

(こんな有名な博士を、基準がチコちゃんで紹介するっていうのも、微妙かと思ったんですけど、誰もが知っている番組がこれしか思いつきませんでしたwwwwww)

この本も、80万部売れており、大ベストセラーです。

私も、帯の蒼井優さんが、6回読んだ!!!!と書いてあって、思わず手に取っちゃいました。

 

それでは、どんな本なのか紹介していきます

 

本の内容

本の内容は、化学業界で起きた事件をストーリー形式で書かれています。

歴史&ミステリー小説だと思って読んで頂いても良いかもしれません。

 

具体的な内容としては、

『野口英世は、海外では評価されていない?!』

『[遺伝子(情報を子孫に伝達する物質)=DNA]であるということを発見した人は誰?!』

など、どれも「おっ!?」っと惹きつけられるような化学に関するノンフィクションドラマです。

 

そして、何と言っても、福岡博士の文章がうまい!!

帯の裏にも、脳科学者である茂木健一郎さん(AHA体験の人www)が、

福岡伸一さんほど生物のことを熟知し、文章がうまい人は希有である。サイエンスと私的な感性の幸福な結びつきが、生命の奇跡を照らし出す

引用:「生物と無生物のあいだ/福岡伸一」茂木健一郎の帯コメントより

と書いてます。

いやーべた褒めですね。

でも、ほんとに面白くて、私は今まで生物はあまり関わってこない人生でしたが、DNAの話など誰でもわかる話題を、興味を引き付けるように書いているので、スイスイ読み進めることができました。

化学の世界

私は、大学受験の頃は物理学に熱中していて、化学は毛嫌いしていたので、全く関心がありませんでしたが、この本を読んで、論理的に考え、法則を見つけ出していくという点において、化学も物理も同じであると感じました。

 

また、論文を作る際に用いられている、検証方法や、検証の際に多くの人が過ちを犯すパターンなど、細かな話でも日常に活かせるような部分があり、面白く読めたと思います。

 

過ちを犯すパターンなどは、人間の本質の部分で共感するところがあり、非常に興味深い内容でした。

 

どこにでも潜む人間の醜い心

 

エピソードの中で特に面白いと感じたのは、
他人の研究を、自分の手柄にしようとする、研究者たちの争いの話です。

論文が認められれば、多くの評価を得るという段階において、
論文評価は、専門用語のわかる同業者(研究者)が評価することになっています。

これは、ライバルが論文発表を阻止する可能性があるということですし、盗用の可能性もあります。

この本を読んで、どの世界にも醜い部分はあるんだなあと感じましたし、DNA発見の論文で、こんな争いがあったとは知りませんでした。

((そして、私は、ワトソン君がDNAの分子構造を発見した人だとも知りませんでした。))

動的平衡

私は、以前、福岡博士の『動的平衡』という本を読んだことがありますが、

その時は、内容が私にとって難しすぎて、書いてある意味がよくわかりませんでした。

しかし、この本を読み、『動的平衡って、ああこういうことか』と少し腹落ちした部分があります。

特に、プロローグに書かれている「ノックアウトマウス」の話はわかりやすく、誰でもわかる内容だと思います。

必要だと思われていた機能が欠落したマウスが普通に生きてしまう。なんの異常もなしに。何故だろう。。。

科学の奥深さ、神妙さを感じることができる良本です。

 

是非読んでみてください。

総合評価

総合    : ★★★★☆

内容の新鮮さ: ★★★★★

読みやすさ : ★★☆☆☆

コメント  : 横文字(物質名や欧米人の名前)が多く出てくることや、専門用語が出てくるため、読み易い本ではないです。但し、この本以上に化学に親しみ易く書かれている本も、ないと思います。ストーリー性があってサクサク読める本だと思いますし、自分の視野が大きく広がったと感じたので、化学系の本を普段読まないという人にはオススメです。

合わせて読みたい

上述しましたが、『動的平衡』という本をオススメします。


新版 動的平衡: 生命はなぜそこに宿るのか (小学館新書)

正直、この本は、以前チャレンジして、難しかったので、やめてしまいましたが、

この本を読んで、だんだんと福岡博士の理論がわかってきた(気がする)ので、再チャレンジしたいと思います。

是非読んでみてください。

ありがとうございました。

コメント

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