【書評】「小泉進次郎と福田達夫」2世政治家の対談

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教養本

こんにちは、NEKAGOです。

今回は、滝川クリステルさんとの結婚報道で、お茶の間を騒がせている、若手首相候補の小泉進次郎さんの本を紹介していきたいと思います。


小泉進次郎と福田達夫 (文春新書)

 

この本は、農林部会で全農改革を率いた小泉進次郎さんと福田達夫さんの対談になります。

皆さんもご存知の通り、小泉進次郎さんは、小泉純一郎元首相の息子であり、福田達夫さんは福田康夫元首相の息子であります。

政治家の子供として、生まれてきた2人の家庭環境や、考え方、仕事論が熱く語られており、ぜひオススメしたい一冊です。

本の内容

生い立ちなども、面白く書かれていますが、メインはやはりお二人で取り組まれた全農改革の一部始終です。

 

【全農改革とは】

農業商社と呼ばれている全農(JA)が機能していないと指摘した小泉が掲げた改革。農家が高い値段で、トラクターや農機具を買わされている実態などを改善し、農家が自立しやすい仕組みを作り出すことを目的としている。

詳しくは、日経スタイルのこの記事を読むとよくわかります。

 

なぜ全農改革が必要だったのか、また改革の苦労や裏話がこの本に書かれており、政治家達の苦労や、政治観がわかり、とても面白いです。

 

やっぱりなんか、こういう違う仕事している人たちの生々しい話って、リアル感があって面白いですよね。自分が仕事を通して感じているところ等で、共通点があると、より身近に感じます。

 

小泉純一郎と福田康夫の子育て(息子達からの視点で語る)

この話が結構リアルで、読みいっちゃいました。

2人の総理の子育ては、2人とも異なっており、物語として面白いんです。

性格が子育てにも如実に出ており、小泉純一郎さんは愛情表現豊かなタイプで、親バカ感が出てます。
(元総理にだいぶ失礼な発言wwwww)

一方、福田康夫さんの方は、厳しく、亭主関白なタイプとのこと。

2世政治家達である息子達の性格にも、それが反映されているようで、彼らの自己分析も興味深いと感じました。

 

また、子供の視点で父親達の仕事姿を語っていて、元首相の内面も覗けます。

前半は、家庭内での話など身近な話が多いので、政治家に親近感を持てて、政治に興味を持つきっかけになるなあと感じました。

全農改革の全て

 

ここからがこの本の主題となります。

2人の2世政治家たちは、それぞれの役割として、

小泉さんは、特攻隊長のような現場を駆けずり回り、改革をしていく先導者

福田さんが駆けずり回った後の整理や、小泉隊長の考え方に意見する指南役

だったとのことでした。

これを著者である田崎史郎さん(ジャーナリスト)は、小泉政権時代の小泉純一郎首相と福田康夫官房長官の関係のようで面白いと指摘しています。

こんなにも親子って、似るものなのでしょうか。。??

ますます小泉進次郎は、首相としての器があるのではないかと思っちゃいますね。。

 

全農改革も、既得権益 VS 農林部による改革チームの構造となっていて、一つの物語としてスイスイ読めてしまいます。

全農の問題点として、

・農林中金(農業へ)が農業関係に融資しているのは、融資全体の0.1%問題

・農機具を高い金額で買わされる小規模農家たち問題

・消費者へ直接販売する力がない農家がJAに安い金額で売ってしまう問題

が主に上がっていますが、これらは全農の既得権益に深く関係しており、お二人をはじめとする農林部会チームは、これらの問題に正義感を持って、切り込んでいきます。

 

ただ、全農(JA合)も、高い値段で売っていた農機具を安い値段で売れと言われても、利益減少に繋がるため、なかなか動きませんし、

農林中央金庫(農林水産業者が出資して作られた機関投資家)も稼ぐ力が低い農家に融資しようとしない問題など、解決するにはかなりハードルが高いです。

 

彼らは、それらをどのようにして解決しようとしたか、気になる方はぜひ読んでみてください!

 

個人的には、農林中金は、「農林」という言葉が入っているにも関わらず、融資率が0.1%だったっていうことは衝撃でした。。

 

時代が進むことによって、設立時の初心を忘れていった組織を改心させていくストーリーは読んでおいて損はないです。

総合評価

総合    : ★★★★☆

内容の新鮮さ: ★★★★★

読みやすさ : ★★★★☆

コメント  : 政治家はテレビなどの影響もあり、国会中に居眠りしかしていない印象でしたが、どういう政治観・正義感を持って仕事をしているのか、知ることのできる良本だと思います。小泉進次郎・福田達夫のお二人を応援したくなりました。

合わせて読みたい本

人生100年時代の国家戦略をオススメします。


人生100年時代の国家戦略

これは、小泉進次郎さんが代表・代行を務める、未来の日本のあり方を考える「小泉小委員会」の議事を記録したものですが、

人生100年時代の社会保障や、こども保険、国民のキャリアプランの選択肢(レールからの解放)、経済政策などが議論されています。

 

ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

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