【OneWeb】人工衛星を使ったインターネット網の構築

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ビジネス考察

こんにちは、NEKAGOです。

今回は、ソフトバンクが出資しているOne Webについて書いていきます。

OneWebは、大量の人工衛星を打ち上げて、インターネット網を上空に張り巡らせることを計画している宇宙ベンチャー企業です。

なぜ地上にあるインターネット網(光ブロードバンドなど)をわざわざ上空につくる必要があるのか、単純な疑問から、紐解いていきましょう。

 

なぜ上空にインターネット網をつくるのか

世界でインターネットが使えるのは、全世界人口の半数(72億人中、36億人に満たない)と言われており、このインターネットを使えていない人たちに、ネット環境を提供する為に、OneWebは衛星打ち上げ計画を掲げています。

 

「そんなの地上の基地局を新興国に増やせばいいじゃん!」と思われた方々、もう少し話を聞いてください。

 

衛星によるインターネット網を作る意味として、今までの基地局設置より少ない金額で設置できるのです。

それによって、今まで投資対効果が悪く、設置を諦めていた山奥や、郊外、新興国にも電波が届くようになります。

アフリカなどのお金がない国々にも、低コストで、通信速度の速い電波を供給できるようになるのです。

 

 

ibonlog / Pixabay

 

 

 

競合

このOne Webの競合と呼ばれているのは、スペースXです。

スペースXは、電気自動車メーカーのテスラや電子決済のペイパル創業者のイーロンマスクが2002年に設立した企業になります。

スペースXは、人類の火星移住計画のみならず、スターリンクという衛星ネットワークの構築計画を掲げており、OneWebとガチンコで競合しています。

同社は、打ち上げロケットの再利用など、宇宙へのアクセスを低コスト化する取り組みをしている為、OneWebが持たない強烈なメリットがあります。

宇宙事業はロケット打ち上げを初めとするコストが非常に大きく、通常のベンチャーの資金調達で賄うことは非常に難しいのです。

また、スペースXは3年で4000機の人工衛星を打ち上げる計画があり、これはOneWebの計画である650機を大きく凌ぐ数字になります。

数によるメリットがどこまで強いのか正確にはわかりませんが、ネット通信環境のことを考えると基地局が多い方が、回線が通じやすくなり、ユーザーがどこにいてもアクセスできるネットワークは大きなメリットのはずです。

また、航空機を製作しているボーイングも1000機の人工衛星の打ち上げ計画があり、熾烈な争いを繰り広げています。

どの企業がこれからの衛星ネットワークの覇権を手に入れるのでしょうか。

企業概要

企業名 : One Web LLC(有限責任会社)
設立  : 2012年
事業内容: 衛星コンステレーションの構築(コンステレーションは英語で星座の意味)、ネットワーク通信事業
調達金額: 3,000億円以上(Wikipediaの沿革欄を参照)
出資者 : ソフトバンク、エアバス、ビルゲイツなど
企業HP  : https://oneweb.world/

企業概要をまとめてみました。

いやー、そうそうたるメンバーが凄い額の出資をしています。

 

ソフトバンクは通信事業を柱としておりますので、その通信事業ノウハウを利用してOneWebとのシナジーを図っているのだと思います。

 

ビルゲイツも出資しているとのことで、この分野における期待値はかなり高いことがわかります。

 

孫正義が投資した理由

ソフトバンクの孫正義さんは、「OneWebによって通信革命が起きる」といっています。

孫さんによると、日本は比較的どこでも通信環境が繋がる状態となっているが、アメリカなどにいくと田舎に行くと繋がらなかったりするとのこと。

これは、上述しましたが、田舎のような僻地に基地局を作ると投資効率が悪く、通信会社は設置を諦めているとのことでした。(全体の10%くらいは設置を諦めている地域とのこと)

 

それで、このOneWebが地球を囲むように、インターネット網を配備して、あらゆるところで光ファイバー並みのインターネット通信が可能になることを目指しているみたいです。

参考:logmii/孫正義氏「OneWebで情報通信革命を」12億ドル出資する“宇宙ベンチャー”の未来を語る

OneWebのこれから

2019年3月にOneWebは最初の人工衛星となる6機を打ち上げました。

まずは、この6機で、新興国であるネパール、ルワンダ、エクアドル、ホンジュラス、アラスカ、キルギスタンにある学校と接続する予定とのこと。

新興国にネット環境を提供するめっちゃいい話。。

そして、これから衛星コンステレーションを作るために、合計650機を打ち上げていく予定です。

2021年には、アフリカと中東地域に通信サービスを提供しているTaliaとの商用サービスが計画されており、実用化に着々と進んでいます。

個人的には、スペースデブリの問題をどう解決していくかが気になっています。

スペースデブリとは・・
ゴミが宇宙に漂っている衛星の破片などを指しており、このゴミは秒速7km(時速25,200km?!)で漂っている。

これは、秒速7kmって、、もはや漂っているとかいうレベルじゃないですね。。笑

この速度でゴミが衝突してきたら、確実に壊れます。

このゴミを除去するために動いているアストロスケールという日系ベンチャーがありますが、宇宙ゴミがなくなるのはまだまだ先のようです。。

加えて、デブリが衛星に直撃してさらにゴミを増やさないような衛星作りなども求められており、課題はたくさんあるようでした。

OneWebは、このような課題もありながら、今後どのように未来を創っていくのでしょうか。

今後の動きも目が離せません!

 

 

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