【書評】「NEW ELITE」元Google社員から見た日本人

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ビジネス本

こんにちは、NEKAGOです。

今回は、先日の「ニュータイプの時代」に引き続き、同じようなタイトルの「NEW ELITE」を読みましたので、紹介していきたいと思います。


ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち

この本は、一見、洋書の邦訳のように見えますが、実は日本に住んでいる元Google社員のピョートルさん(名前かわいい)が、日本で働いている人たちを例に挙げながら、次の世代のエリート「NEW ELITE」という概念を提示している本です。

 

ピョートルさんは、社会主義国時代のポーランドに生まれ、アメリカに移住した後、日本で暮らしています。様々な文化背景をもつピョートルさんだからこその視点で、日本人を語っていて、参考になりました。

 

この本は、日本のいいところ、悪いところを遠慮なく書き綴られているので、客観的に自分が置かれている環境を分析することができる本だと思います。

 

ピョートルさん自身、やや上から目線で書かれているので、少し「ムッ」とすることもありましたが、ピョートルさんのポリシーとして、「言いづらいことを言う」ということを信条とされているようなことが書かれていたので、そのような意図があるのだと思います。(なので、怒らず読んでください笑)

 

それでは、見ていきましょ〜

著者:ピョートルさんとは

上述しましたが、ピョートルさんは、民主化前の社会主義国であったポーランドに生まれ、ベルリンの壁崩壊を中学生の頃に経験するなど、時代が動いた変革期に育ちました。

キャリアの中ではあのGoogleに在籍し、人材開発を担当されていたとのことで、スーパー優秀な方です。

今は、自分で独立し、企業を経営しています。

この本は、そんなピョートルさんが、現代において活躍する人材「NEW ELITE」の特徴や、あのGAFAの一つとして、世界の覇権を握っているGoogleと比較した日本人の働き方などを、非常に面白いテーマ書かれた本です。

8385 / Pixabay

これから活躍する人材「NEW ELITE」とは

ピョートルさん曰く、NEW ELITEは、

NEW ELITE

個人の軸を持つ人。情熱、創造性、率先、がある人

と主張しています。

これは、「ニュータイプの時代」という本で、山口周さんが主張していることと完全に一致しており、自ら問題発見して、理想の世界を実現していく人材が活躍していくと、どちらの本にも書いてあります。

アメリカでは、MBA取得者が年々減少しているというニュースもあることから、頭が良く、経営ができる人材より、社会の問題に切り込んでいける人材の方が活躍できるということに、一部の人たちは気付き始めています。

 

ひと昔前までは、そんなNEW ELITEでも、お金が集まらなかったり、同志が集まらなかったりすることがありました。

しかし、ITが発達することによって、投資を募ることも簡単になりましたし(気軽なものでクラウドファンディングなどが出てきました)、自分のHPを作ったり、SNSで発信することで自分の主張を世の中に知ってもらい、人を集めることも容易になったのです。

そのような環境を上手く利用することで、世の中の問題を解決していく人材がNEW ELITEなのでしょう。

良い倫理観を持って、最新技術を使えば、どんどん良い世の中に進んでいくのですね。。

geralt / Pixabay

NEW ELITEの例として、数々の社会起業家を紹介

この本では、ピョートルさんが、注目している社会起業家や、社会に大きなインパクトを与えようとしている活動家の人たちを紹介しています。

自分で問題を掲げて、それの解決に向かって日々努力している人たちが、こんなにもいるのかとかなり驚きましたし、それらの事業についてもっと深く知ってみたいという気持ちになりました。

この本で紹介されている事業について、このブログでも徐々に紹介していきたいと思います。

Google先生、チョーすげえ!

また、この本の醍醐味は、元Google社員のピョートルさんが感じた、Googleのチョーすげえところを学べることでもあります。

私が個人的に印象に残った点は、こちらです。

422737 / Pixabay

シャイで、ぱっと見がコミュ障な人でも、リーダーになる

これがかなり意外でした。色々なリーダー像があると思いますが、私のイメージの中には、コミュ障な人がリーダーになることはありませんでした。

ピョートルさん曰く、Googleは、成果主義を貫き通しており、実力があれば誰でもリーダーに抜擢されるとのこと。

これは、年功序列がまかり通っている日本ではあまり考えられないことですし、日本が年功序列ではなかったとしても、やはりあまりイメージを持てません。

ピョートルさんも、その点は日本の問題点として、指摘してます。

Googleで、シャイな人でもリーダーになれるのは、チームに多様な人材を入れて、多様性を受け入れている企業だからこそ、優秀であるという判断が画一的なものにならず、本当に優秀な人をリーダーにできるのだと感じました。

声のでかい人が出世しがちな日本企業は見習って欲しいです。

Googleの質問力

「優れたリーダーは質問『しか』しない」という章で、

社員のプレゼンの時に、Googleの優秀なリーダーは、日本企業のお偉いさんが言ってそうな「本当に上手くいくのか??」といった興ざめするような質問はしないとのことです。

むしろ、「もっと予算や納期があったら、どんなことがしたいか」などの想像力を伸ばすような質問をして、熱い議論を交わすとのこと。

これを読んだ時に、やっぱ世界有数の会社は違うな〜〜と感動しましたし、この会社であれば社員がイキイキ働けるだろうなと感じました。

こういったリーダーの元で働くことができれば、余計な社内政治などを考えずに済み、仕事の成果だけをひたすら追い続ければいいので、業務効率が格段にアップすると思います。

ピョートルさんも日本企業の弱点として、上司の顔色を見て仕事をすることを挙げています。

結果にコミットした人(RIZAPではない)が勝つ環境になっていない日本の大企業は、Googleなどの企業に果たして勝てるのでしょうか。。

やっぱGoogleすげえわ。。

総合評価

総合    : ★★★★☆

内容の新鮮さ: ★★★★☆

読みやすさ : ★★★★★

コメント  : ピョートルさんは、Googleの働き方について書いた本をいくつか出版されているようですが、私がピョートルさんの本を読むのは今回が初めてで、Googleの人事制度など面白い話が読めて新鮮でした。日本語も丁寧でわかりやすく、邦訳本のようなわかりにくさもありませんでした。

合わせて読みたい

今回の合わせて読みたいは、やはり「ニュータイプの時代」です。


ニュータイプの時代

 

個人的には、ピョートルさんと、山口周さんの二人が、現代で活躍する人材の特徴について、ほぼ同じ点を指していることが、すごく興味深かったです。
時代のトレンドを感じ取れましたし、本当にお二人の意見が正しいのか世の中を観察してみたいと思いました。

ぜひ読んでみてください。

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